ホッと一息 しませんか

岩瀬さんは3部にお住まいの70代男性。前職は消防士。現在は自主防災隊ポンプ隊長として和合町の防災を担って下さっています。一方で、ライフワークとして、施設や学童、各種サロン活動などを訪問し、手品や、足芸、腹話術などを披露しながら皆さんに楽しい時間を届ける活動を行っておられます。そんな訪問の中で出会った素敵な方、出来事、また、日々の生活の中でほっこりする話題をお届けします。掲載は毎月1日、11日、21日の3回です。

▼ 第147話「pumaの運動靴の思い出」

施設訪問を一緒に行っている友人から先日、防寒着のヤッケ上着を頂きました。胸には「puma」のロゴ。この「puma」のロゴを見て、昔の記憶がよみがえってきました。
あれは、私が小学生のころ、65年ほど前のことになります。当時履いていたのは底が薄いゴム製で、クッション性も、ファッション性もない普通の運動靴でした。
同級生の中に「puma」のロゴが入ったカッコいい靴を履いている子がいて、とてもうらやましく思ったものです。私はと言えば、足の親指部分が擦り切れて、穴が開く寸前まで、そのゴム製の運動靴を履いていました。走ることが大好きだった私は、見た目のかっこよさに加え、底が厚く素晴らしく、きっと走りやすいだろうな、欲しいなと思いましたが、値段が高くて買ってとはなかなか言えませんでした。
ある日、母が「puma」の靴をプレゼントしてくれたときは本当にうれしかったです。
「puma」のロゴが入ったヤッケを羽織り、昔を思い出しながら、日々のトレーニングとして和地山公園を走る72歳の私。体力はまだまだ若い人には負けません。


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